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三洋堂書店株価本日終値分析

更新:2024-06-30 10:56:13読む:148

三洋堂書店、上場廃止へ

三洋堂書店(東京都千代田区)は12日、東京証券取引所から上場廃止になると発表した。上場廃止日は10月27日。同社は現在、事業再生ADR手続きに入っており、上場廃止は東証から求められていた措置。

三洋堂書店は1957年に創業。かつては関東を中心に、書店チェーンとして事業を展開していた。しかし、近年は電子書籍の普及や大型書店との競争激化などにより、業績が低迷。2019年3月期には3期連続の赤字となり、20年1月に事業再生ADRを申請していた。

事業再生計画

同社の事業再生計画では、店舗のスクラップ&ビルドや、新業態への転換、収益性の低い事業からの撤退などが盛り込まれている。店舗については、店舗数を従来の約30店舗から10店舗程度に減らし、都心部など利便性の高い立地を中心に再編する予定。

新業態については、カフェやコワーキングスペースなどを併設した複合店舗を展開する。また、収益性の低い事業については、中古品販売事業やインターネット通販事業などを撤退する方針だ。

上場廃止の影響

上場廃止に伴い、三洋堂書店の株式は10月27日以降、取引ができなくなる。同社は今後、事業再生手続きを継続し、再生計画の達成を目指すとしている。

三洋堂書店の株価は、12日の取引で前日比13.3%安の320円となった。株価は上場廃止発表を受けて、大幅に下落した。

今後の見通し

三洋堂書店の事業再生計画は、事業規模の縮小や新業態への転換など、大幅な改革を伴う。再生計画の達成には、相当な困難が伴うとみられる。

三洋堂書店株価

また、上場廃止により、同社の資金調達力や信用力は低下するとみられ、事業再生手続きにも影響が出る可能性がある。

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