ケイブ株価テクニカル分析展望

ケイブの株価、続伸で上場来高値更新

ケイブの株価が続伸し、1,000円の大台を突破した。前日比130円（13.69％）高の1,060円で取引を終え、上場来高値を更新した。

好材料が相次いだを受けて上昇

株価上昇の背景には、好材料が相次いだことが挙げられる。まず、同社が開発を手がけたアーケードゲーム「怒首領蜂 大往生」が好調な売れ行きを示している。同作は2023年2月に稼働を開始したばかりだが、すでに多くのゲームセンターで軒並み稼働率が高いという。

また、同社が株式分割を実施することも発表された。1株を10株に分割し、2023年6月26日から実施される。この発表も株価の押し上げ材料となった。

業績予想上方修正も追い風に

さらに、同社は2023年3月期の業績予想を上方修正したことも株価上昇に寄与した。売上高は前期比14.2％増の15億円、営業利益は同13.4％増の4億5,000万円を見込む。上方修正の理由として、アーケードゲームの好調な売れ行きに加え、IPを活用したグッズ販売の拡大などが挙げられている。

投資家の期待感高まる

ケイブの株価の上昇は、投資家の同社に対する期待感の高まりが背景にあるとみられる。同社はアーケードゲーム業界で高い評価を得ており、近年はIPを活用したさまざまな事業展開にも注力している。今後の成長が期待されており、ケイブの株価はまだ上値余地があるとみられている。

今後の動向に注目

ケイブの株価は今後、主要タイトルのリリース状況や業績推移などが注目される。特に、2023年夏に発売予定の家庭用ゲーム機向け新作「怒首領蜂 マキシマイザー」の売れ行きが注視される。

同社が好調を維持できれば、ケイブの株価はさらに上昇する可能性がある。今後もその動向に注目していきたい。