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株式譲渡損失繰越控除活用術サラリーマン必見

更新:2024-06-08 01:01:11読む:120

株式投資と税金:知っておきたい株式損失繰越控除

近年、老後の資産形成や投資として、株式投資を始める人が増えています。特に、つみたてNISAやiDeCoなど、税制優遇制度を利用した投資も人気です。しかし、株式投資にはリスクがつきもので、損失を出してしまう可能性も否定できません。そこで、今回は、損失を出してしまった場合に知っておきたい「株式損失繰越控除」について、株式損失繰越サラリーマンの方向けに詳しく解説していきます。

株式損失繰越控除とは?

株式損失繰越控除とは、株式投資で損失(譲り渡し損)が発生した場合、その損失を確定申告することで、最大3年間、将来の株式投資の利益や給与所得などから控除できる制度です。つまり、損失を翌年以降に繰り越して税負担を軽減できるため、株式損失繰越サラリーマンにとっては大変有利な制度と言えるでしょう。

株式損失繰越控除の対象となる損失

株式損失繰越控除の対象となる損失は、「特定口座」や「一般口座」で購入した上場株式等の譲渡損です。ただし、信用取引や先物取引、FX取引などは対象外となるため注意が必要です。また、損失が出た年の翌年以降3年間、株式投資で利益が出た場合や給与所得がある場合に限り、控除を受けることができます。

株式損失繰越控除の手順

株式損失繰越控除を受けるためには、確定申告が必要です。株式損失繰越サラリーマンの場合、年末調整時に提出する「給与所得者の扶養控除等申告書」の「株式譲渡所得等に関する申告書の提出の有無」欄で「提出する」を選択し、確定申告書に必要事項を記入して税務署に提出します。確定申告書の作成には、「株式等譲渡所得等の金額の計算明細書」などの添付書類が必要となるため、事前に証券会社から取り寄せておきましょう。

株式損失繰越控除を活用する際の注意点

株式損失繰越控除は、損失を繰り越せる期間が3年間と定められています。そのため、3年以内に利益が出なかった場合、控除を受けられず、損失が無駄になってしまう可能性があります。また、株式投資以外の所得と損益通算はできないため、給与所得などが多い株式損失繰越サラリーマンの場合、控除額が少なくなる可能性もあります。さらに、確定申告の手続きを忘れてしまうと、控除を受けられないため、注意が必要です。

まとめ

株式投資には、利益だけでなく損失のリスクも伴います。しかし、株式損失繰越控除制度を活用することで、損失を最大限に活かし、税負担を軽減することができます。株式損失繰越サラリーマンの方は、ぜひこの制度を理解し、有効活用することをおすすめします。

株式損失繰越控除

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