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ニッセイ気候変動関連グローバル株式ファンド運用におけるESG投資戦略分析

更新:2024-06-15 09:25:16読む:113

気候変動関連投資の潮流と「ニッセイ気候変動関連グローバル株式ファンド」

ニッセイ気候変動関連グローバル株式ファンド

近年の世界的な気候変動問題への意識の高まりを受け、企業の環境への取り組みが投資判断において重要視されるようになっている。ESG投資、特に環境(E)分野への注目度は年々高まりを見せており、その中でも気候変動に関連した投資テーマは、長期的な成長ポテンシャルを秘めた投資機会として、世界中の機関投資家や個人投資家から熱い視線を浴びている。

こうした中、2021年12月に運用が開始された「ニッセイ気候変動関連グローバル株式ファンド」は、気候変動問題を「投資機会」と捉え、関連する企業への投資を通じて、長期的な資本成長を目指すアクティブファンドだ。本稿では、気候変動関連投資の潮流を踏まえながら、本ファンドの特徴や魅力について詳しく解説していく。

気候変動関連投資とは何か

気候変動関連投資とは、地球温暖化の要因となる温室効果ガスの排出量削減に貢献したり、気候変動によるリスクや影響を軽減したりする事業や技術に投資することを指す。再生可能エネルギー、省エネルギー、電気自動車、水素エネルギー、持続可能な農業など、幅広い分野が含まれる。

ニッセイ気候変動関連グローバル株式ファンド

従来の環境投資が、どちらかというと環境汚染のリスクを低減することに主眼を置いていたのに対し、気候変動関連投資は、地球温暖化を抑制し、持続可能な社会を実現するための「解決策」に投資を行う点が大きな特徴と言えるだろう。

「ニッセイ気候変動関連グローバル株式ファンド」の投資戦略

「ニッセイ気候変動関連グローバル株式ファンド」は、気候変動関連企業の中から、特に「緩和」「適応」「革新」の3つのテーマに焦点を当てて投資を行っている。

1. 緩和

温室効果ガスの排出量削減に貢献する企業への投資。再生可能エネルギー関連企業や、エネルギー効率の高い製品・サービスを提供する企業などが該当する。

2. 適応

気候変動による物理的なリスク(海面上昇、洪水、干ばつなど)の影響を最小限に抑え、適応するための製品・サービスを提供する企業への投資。水インフラ関連企業や、気候変動に強い農作物を開発する企業などが該当する。

3. 革新

気候変動問題の解決に貢献する革新的な技術やビジネスモデルを持つ企業への投資。例えば、次世代バッテリー技術開発企業や、二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術開発企業などが挙げられる。

「ニッセイ気候変動関連グローバル株式ファンド」は、これら3つのテーマを軸に、世界中の多様な企業の中から厳選投資を行うことで、ポートフォリオ全体のリスク分散とリターンの最大化を目指している。

長期的な視点で捉える成長性

気候変動は、地球規模で長期にわたって影響を及ぼす問題であり、その解決に向けた取り組みは、今後ますます加速していくことが予想される。気候変動関連の技術やサービスに対する需要は、中長期的に拡大していく可能性が高く、関連企業の成長ポテンシャルは極めて大きいと言えるだろう。

「ニッセイ気候変動関連グローバル株式ファンド」は、こうした長期的な視点に立ち、環境問題への意識が高い投資家にとって魅力的な投資機会を提供する。地球環境の持続可能性に貢献しながら、長期的な資産形成を目指せる点が、本ファンドの大きな魅力と言えるだろう。

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