7832の株価

7832のバンダイナムコHD、エンタメ需要を取り込み成長なるか？

7832の株価、足元の推移は？

国内屈指の総合エンターテイメント企業、バンダイナムコホールディングス（7832）。「ガンダム」や「ドラゴンボール」といった人気IPを数多く抱え、ゲーム、玩具、映像など幅広い分野で事業を展開しています。近年は、巣ごもり需要を追い風に業績を伸ばしており、7832の株価も堅調に推移してきました。直近では、世界的な景気減速懸念から、やや調整局面に入っているものの、長期的な成長期待は依然として高いと言えるでしょう。

業績好調の要因は？

バンダイナムコHDの業績好調の要因は、主力のトイホビー事業とネットワークエンターテイメント事業の好調です。トイホビー事業では、「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」といった人気アニメの関連商品が販売を伸ばしており、ネットワークエンターテイメント事業では、「機動戦士ガンダムUCE」や「アイドルマスター シャイニーカラーズ」などのスマートフォン向けゲームが人気を集めています。また、リアルイベントの再開も追い風となっており、テーマパーク事業やライブイベント事業も回復傾向にあります。

今後の成長戦略は？

バンダイナムコHDは、今後の成長戦略として、「IP軸戦略」と「グローバル戦略」を掲げています。IP軸戦略では、既存の人気IPのさらなる展開に加え、新規IPの創出にも力を入れていく方針です。グローバル戦略では、海外市場での事業展開を加速させていく方針で、特に成長が見込まれるアジア市場での展開に注力していくとしています。また、メタバースやNFTといった新たな技術への取り組みも積極的に行っており、今後の事業展開に注目が集まります。

投資対象としての魅力は？

バンダイナムコHDは、長年にわたり世界中の人々に愛されるエンターテイメントコンテンツを生み出してきた実績があります。また、安定した収益基盤を持つとともに、今後の成長も見込めることから、投資対象としての魅力は高いと言えるでしょう。ただし、世界経済の減速や競争の激化など、リスク要因も存在するため、7832の株価の動向や業績見通しなどを注視していく必要があります。

エンタメ需要を取り込み更なる成長へ

世界的な景気後退懸念やインフレの影響が懸念される中、人々のエンターテイメントへの支出意欲がどのように変化するかは未知数です。しかし、バンダイナムコHDが擁する強力なIPと、グローバル展開、新規事業への積極的な投資は、力強い成長を続けるための原動力となるでしょう。今後の7832の株価の動向、そしてバンダイナムコHDが世界を舞台にどのようなエンターテイメントを創造していくのか注目です。