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PHC株式会社株価分析チャートパターン短期トレンド

更新:2024-06-15 10:05:17読む:180

PHC株急騰、目先は1000円奪回も見えてくる

株式市場でPHC<6523>が急騰している。12月12日につけた年初来高値1042円から調整局面を挟み、2023年に入り上昇基調に転じている。足元の株価は930円前後で推移しているが、テクニカル的にはさらに上値を追う展開が想定される。

上昇トレンド入り

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時系列で株価の推移を見ると、11月末までは徐々にではあったが調整色が強まっていた。1000円を割り込む場面もあったほか、5日移動平均線や10日移動平均線も陰転したタイミングがあった。ただ、12月に入ってからは5日移動平均線と10日移動平均線のゴールデンクロスを発生、上昇トレンドに転じた。下値を固める形となり、上値も追う展開となった。

PHC

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12月12日には前日比6.3%高の1042円と年初来高値を更新、一段高の様相を呈した。その後、利益確定目的の売りに押され1月には900円を下回る場面もあったが、すぐに持ち直して現在は930円前後で推移している。

買い戻し機運強まる

短期のテクニカル分析でも上値追いへの思惑が強まっている。1週間のチャートを見ると、心理的な節目である25日移動平均線(現在の水準は924円近辺)はすでに上放れている。足元では25日と75日移動平均線のゴールデンクロスを発生させている。さらに、中期的な節目である200日移動平均線(957円近辺)も視界内に入りつつある。

PHCの200日移動平均線は昨年11月の高値1129円を割れてからは、長期で続いた上昇トレンドが崩れたことを示唆していた。その後は200日移動平均線を下回りながらの推移が続いていたが、再び同線を上抜けると、本格的な上昇トレンド入りを意味する。現在の状況では上値を追う展開が期待される。

押し目買いの妙味大

PHCは中期的にはIoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)を活用した「スマートヘルスケア」市場を取り込み、企業価値の向上を図る考え。当社の見通しでは、23年3月期の営業利益は前期比3%増の294億円、売上高は同1.5%増の1137億円と、連続して過去最高益を更新する見通しだ。

同社のPER(株価収益率)は、足元の株価水準で30倍程度。東証1部全体の平均的な水準と大差ないが、成長期待を考慮すれば割安感も否定できない。現在のトレンドを考えれば、押し目買いには妙味がある。1000円奪回 も視野に入ってきた。

PHC株、連騰続く上値追い試す展開

PHC<6523>は続伸し、4日続伸となっている。

前場に908円まで上昇し、1月20日につけた昨年来高値915円に迫った。14時を回り、現在は902円で前日比4.6%高となっている。

きのうは25日移動平均線(924円近辺)を上放れ、上昇基調を強めた。今後は75日移動平均線(935円近辺)、200日移動平均線(957円近辺)が上値の抵抗線となりそうだ。

PHC株、続伸で引け買い戻し拡大

PHC<6523>は続伸し、2日続伸となっている。

終値は902円で前日比4.8%高となり、1月20日につけた昨年来高値915円に迫った。

14時過ぎに908円まで上昇し、前日終値924円を超えた。買い戻しが拡大し、上昇基調を強めた。

業績好調、通期予想再上方修正を評価

PHCホールディングス<6523>は2日、23年3月期の連結業績予想を上方修正し、営業利益は前期比3.3%増の295億円(従来予想は3.0%増の293億円)、当期純利益は同6.2%増の205億円(従来予想は5.5%増の203億円)に増額修正した。

為替変動による円安効果のほか、事業環境の変化による売上高の伸び予測の下方修正を製品ポートフォリオの適正化による収益性改善で吸収する。

同社の業績好調と通期予想の再上方修正が好感され、株価は上昇に弾みがついている。

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