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日経平均株価と三菱商事の関係性

更新:2024-06-30 09:37:15読む:50

三菱商事株、6%高と大幅反発

28日の東京株式市場で日経株価三菱商事が続伸し、前日比66円(6.0%)高の1156円まで上昇した。前日の2022年12月期決算発表を受け買い注文が活発化した。

業績好調で上方修正

同社は12月期通期連結決算で、純利益が前の期比39.4%増の1兆5662億円となった。原油や金属など資源事業が好調だったほか、自動車や航空機などの製造業も堅調に推移した。このため、同社は12月期業績予想を上方修正した。

業績予想では、純利益が従来予想を400億円上回る1兆6062億円の見通しとなった。売上高も従来予想の15兆2000億円から15兆4000億円に上方修正した。

資源高が追い風に

株価

株価

資源価格の高騰が日経株価三菱商事の業績を押し上げた。原油や金属などの資源事業は、需要の回復と供給制約により価格が上昇した。同社は資源取引で高い収益を確保できた。

また、製造業も堅調な推移となった。自動車では半導体不足が緩和し、生産が回復した。航空機も旅客需要の回復により運航便数が増加し、収益が改善した。

株主還元の充実

業績の好調を受け、同社は株主還元の充実も発表した。年間配当金を1株当たり55円から60円に引き上げた。また、自己株式の取得も発表し、最大5000億円を上限に自社株買いを実施する。

1株当たり利益予想の上昇

上方修正後の12月期業績予想では、1株当たり利益が同29%増の158.14円の見通しとなった。これを受け、日経株価三菱商事はPER(株価収益率)が7倍台と、同業他社と比べて割安な水準となっている。

投資家は業績の堅調さと株主還元の充実を評価しており、今後も日経株価三菱商事の株価上昇が期待できる。しかしながら、資源価格の変動や経済情勢の変化などによる影響には注意が必要だ。

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