VBAを用いたエクセル株価取得自動化システム構築入門

エクセル株価取得のススメ

近年、個人投資家が増加する中で、株式投資に関心を持つ人も多くなっています。株式投資を始めるにあたって、まず行いたいのが、投資対象となる企業の分析です。企業の業績や将来性はもちろんのこと、株価の推移を把握することも重要になります。そこで役立つのが、エクセル株価取得です。

エクセル株価取得とは、Excelの関数やWebクエリなどの機能を用いて、インターネット上からリアルタイムの株価データや過去の株価チャートを取得することです。この機能を活用すれば、誰でも簡単に、そして無料で株価情報を手に入れることができます。Excelで取得したデータは、自由に加工・分析することができるため、自分だけのオリジナルの投資分析ツールを作成することも可能です。

エクセル株価取得の方法

エクセル株価取得には、主に以下の2つの方法があります。

1. STOCKHISTORY関数を利用する方法

Excelには、STOCKHISTORYという関数が用意されており、この関数を利用することで、過去の株価データを取得することができます。STOCKHISTORY関数は、以下の引数を指定することで、任意の期間の株価データを取得することができます。

銘柄コード

取得開始日

取得終了日

データの種類 (始値、終値、高値、安値など)

例えば、トヨタ自動車 (銘柄コード: 7203) の2023年1月1日から2023年12月31日までの終値データを取得したい場合は、以下のように入力します。

=STOCKHISTORY(7203, "2023/1/1", "2023/12/31", 0)

2. Webクエリを利用する方法

Webクエリとは、インターネット上のデータを取得し、Excelのワークシートに貼り付ける機能です。Yahoo!ファイナンスやGoogle Financeなどのサイトでは、リアルタイムの株価情報や過去の株価チャートを公開しています。これらのサイトから、Webクエリを使って株価データを取得することができます。Webクエリを利用すれば、STOCKHISTORY関数では取得できない、より詳細なデータを取得することも可能です。

エクセル株価取得のメリット

エクセル株価取得には、以下のようなメリットがあります。

無料で利用できる

リアルタイムのデータを取得できる

過去のデータも簡単に取得できる

取得したデータを自由に加工・分析できる

自分だけのオリジナルの投資分析ツールを作成できる

エクセル株価取得を活用した分析例

エクセル株価取得で取得した株価データは、様々な分析に活用することができます。例えば、以下のような分析が考えられます。

移動平均線の計算

RSI、MACDなどのテクニカル指標の計算

過去との株価推移の比較

他の銘柄との相関関係の分析

これらの分析を行うことで、投資判断の精度を高めることができます。

まとめ

エクセル株価取得は、個人投資家にとって非常に便利なツールです。無料で利用できるにもかかわらず、リアルタイムの株価データや過去の株価チャートを取得することができます。取得したデータは、自由に加工・分析できるため、自分だけのオリジナルの投資分析ツールを作成することも可能です。エクセル株価取得を効果的に活用して、株式投資を成功させましょう。