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ドミノピザジャパン株価上昇トレンド分析

更新:2024-06-25 01:12:03読む:81

## ドミノ・ピザジャパン株急騰、事業好調と通期予想の上方修正が背景

配達専門ピザチェーンのドミノ・ピザジャパンの株価(ドミノピザジャパン株)が急騰している。年初来で約4割上昇しており、2023年12月30日時点では前日比約2.5%高の1,815円を記録した。背景には、好調な事業展開と、通期予想の上方修正が挙げられる。

### 事業好調

ドミノピザジャパン株

ドミノ・ピザジャパンの事業は、2023年に入ってから好調が続いている。既存店の売上高は、11月まで10か月連続で前年同月比2桁成長を記録。特にデリバリーの需要が堅調で、同社の売上高の約9割を占めている。

また、新メニューの投入や、デジタルマーケティングの強化により、新規顧客の獲得にも成功している。既存顧客のリピート率も高く、利益の拡大に貢献している。

### 通期予想の上方修正

事業の好調を受けて、ドミノ・ピザジャパンは、2023年12月期の通期予想を上方修正した。売上高は従来予想の1,400億円から1,460億円に、営業利益は同20億円から同30億円にそれぞれ引き上げた。

ドミノピザジャパン株

上方修正の要因には、デリバリー需要の堅調な伸びに加え、原材料費などの上昇を売上価格に転嫁したことが挙げられる。同社は、今後も収益性の向上に取り組んでいくとしている。

## 株主還元の強化も材料視

株価上昇の材料としては、通期予想の上方修正のほか、株主還元の強化も挙げられる。ドミノ・ピザジャパンでは、2023年12月期に中間配当として1株60円を、期末配当として同80円をそれぞれ増配する予定だ。これは、前期比で約2割増の増配となる。

ドミノピザジャパン株

また、同社は自社株買いも積極的に行っている。2023年12月期は、自社株買い枠を80億円に設定しており、株主還元に対する経営陣の強い意欲が市場で評価されている。

チャート分析

テクニカルチャートでは、ドミノピザジャパン株は中期的に上昇トレンドにある。2023年4月につけた安値から反転し、上昇チャネルを形成している。

RSI(相対力指数)は、60付近で推移しており、オバーヒートが懸念される水準には達していない。また、MACD(移動平均収束拡散)は、シグナル線を上方に乖離しており、上昇トレンドが継続すると考えられる。

今後の見通し

ドミノ・ピザジャパンの株価は、堅調な事業展開と、通期予想の上方修正により、今後も上昇基調が続くとみられる。株主還元の強化も材料視され、長期投資家からの人気が高まっている。

ただし、原材料費の上昇や、競合他社の攻勢など、業績を左右する要因がいくつかある。今後は、これらの要因を踏まえた慎重な投資判断が必要となるだろう。

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