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日鉄鉱業株価上昇原動力分析

更新:2024-06-30 09:33:46読む:68

日鉄鉱業の株価が続伸!

日鉄鉱業の株価(東証プライム、8090)が続伸している。前週末比4.1%高の2,067円まで上昇した。

日鉄鉱業

同社は鉄鉱石や石炭などの鉱物資源の開発や貿易を手掛けている。中国経済の回復期待で鉄鉱石や石炭の価格が上昇していることが業績の押し上げ要因となっている。

好決算を受けて株価上昇

日鉄鉱業は2022年12月期第3四半期(2022年4~12月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比22.6%増の2兆8,420億円、営業利益は51.1%増の5,602億円となった。

好決算を受けて、同社の株価は一段高となった。市場では「資源高の恩恵を享受し今後も好業績が期待できる」(国内証券アナリスト)との声が出ている。

高配当利回りも魅力

日鉄鉱業の株価上昇を支えている要因の一つが、高配当利回りだ。同社は2022年12月期の年間配当金を110円(前年同期比10円増)に増配することを発表している。これにより、配当利回りは5%超となり、投資家から注目を集めている。

今後の見通し

日鉄鉱業の今後の見通しは、中国経済の動向が鍵となる。中国経済が回復すれば、鉄鉱石や石炭の需要が拡大し、同社の業績を押し上げる可能性が高い。一方で、中国経済が減速すれば、需要の減少が懸念される。

同社は、新興国市場向けのインフラ需要の拡大や、カーボンニュートラルに向けた脱炭素化投資の増加などにも期待をかけている。これらの要因が同社の長期的な成長を支えるとみられている。

投資判断

日鉄鉱業の株価は、資源高や高配当利回りを背景に上昇している。同社の今後の成長性や中国経済の動向を考慮すると、割安感のある水準にあるとみられる。

ただし、資源価格の変動リスクや中国経済の影響など、投資判断には注意が必要だ。長期的な投資スタンスで臨むことが推奨される。

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