株式持株比率権利とは、特定の会社の株式を一定の割合以上保有している株主が、その会社の経営に参画する権利のことです。この権利は、会社法第245条に規定されており、株式の議決権とは別に認められています。株式持株比率権利を行使するには、株式の保有割合と保有期間に関する要件を満たす必要があります。株式持株比率権利の内容は、取締役の選任・解任の請求権、監査役の選任・解任の請求権、議案の提案権、議案に対する反対権などです。株式持株比率権利を行使するには、会社の定款に定められた方法で権利を行使する旨を会社に通知する必要があります。株式持株比率権利は、株主が会社の経営に参画する重要な権利ですが、その行使には慎重な検討が必要です。
