株式会社オービックビジネスコンサルタント

株式会社オービックビジネスコンサルタント：日本のビジネスを支えるITソリューション

株式会社オービックビジネスコンサルタント（以下、OBC）は、1968年の創業以来、一貫して企業の経営管理システムの開発・販売を行ってきた、日本の代表的なIT企業の一つです。特に、中小企業向けERPパッケージソフト「奉行シリーズ」は、その使いやすさと充実した機能で多くの企業から支持を集め、国内トップクラスのシェアを誇っています。本稿では、OBCの歴史、事業内容、そして今後の展望について詳しく解説していきます。

奉行シリーズ：中小企業の経営を支える基幹システム

OBCの主力製品である「奉行シリーズ」は、会計ソフトからスタートし、人事、給与、販売、在庫管理など、企業の基幹業務を網羅するERPパッケージソフトへと進化を遂げてきました。その最大の特徴は、日本の商習慣や法令に精通した専門家によって開発されている点にあります。そのため、日本の企業にとって使いやすく、安心して導入できるシステムとして高い評価を得ています。

奉行シリーズは、企業の規模や業種に合わせて、様々なラインナップが用意されている点も魅力です。例えば、小規模企業向けの「奉行i」シリーズ、中堅・大企業向けの「奉行V ERP」シリーズなど、企業のニーズに最適なシステムを選ぶことができます。また、クラウドサービス「奉行クラウド」も提供しており、場所を選ばずにシステムを利用できる環境も整えています。

OBCの強み：顧客密着型のビジネスモデル

OBCは、単にソフトウェアを販売するだけでなく、導入支援、操作指導、システム運用サポートなど、顧客企業のIT化を総合的に支援する体制を構築しています。全国に拠点を構え、約1000社のパートナー企業と連携することで、きめ細やかなサービスを提供している点は、大きな強みと言えるでしょう。

また、OBCは顧客とのコミュニケーションを重視し、ユーザー会やセミナーを定期的に開催することで、顧客の生の声を製品開発に活かしています。このような顧客密着型のビジネスモデルが、長年にわたって顧客から支持され続ける理由の一つと言えるでしょう。

DX時代におけるOBCの挑戦：クラウドサービスの強化と新たな価値の創造

近年、企業を取り巻くビジネス環境は、デジタル化の進展によって大きく変化しています。株式会社オービックビジネスコンサルタントは、このような変化を成長の機会と捉え、クラウドサービスの強化や新たな技術への取り組みなど、積極的に事業を展開しています。

クラウドファースト戦略：奉行クラウドの進化

OBCは、「クラウドファースト」を掲げ、従来のオンプレミス型ソフトウェアに加え、クラウドサービス「奉行クラウド」の提供を強化しています。奉行クラウドは、インターネットに接続できる環境であれば、いつでもどこでも利用できるため、働き方改革やBCP対策としても有効です。また、常に最新のバージョンが利用できるため、システムの更新やメンテナンスの手間も軽減できます。

さらに、OBCは奉行クラウド上で、AIやRPAなどの先進技術を活用した新たなサービスの開発にも取り組んでいます。例えば、AIによる自動仕訳機能や、RPAによる業務自動化など、顧客企業の業務効率化や生産性向上に貢献できるサービスを提供しています。

オープンイノベーション：スタートアップ企業との連携

OBCは、自社開発だけでなく、オープンイノベーションにも積極的に取り組んでいます。スタートアップ企業や異業種企業との連携を通じて、新たな技術やアイデアを獲得し、これらを活かした革新的なサービスの創出を目指しています。例えば、FinTech分野のスタートアップ企業と連携し、中小企業向けの新たな金融サービスの開発などを進めています。

人材育成：次世代を担うIT人材の育成

OBCは、IT人材の育成にも力を入れています。社内研修制度や資格取得支援制度などを充実させ、社員一人ひとりのスキルアップを支援しています。また、大学や専門学校との連携を通じて、次世代を担うIT人材の育成にも貢献しています。

株式会社オービックビジネスコンサルタントは、創業以来、日本の企業の成長をITの力で支えてきました。今後も、変化を恐れずに挑戦を続け、顧客企業にとって最適なソリューションを提供することで、日本のビジネスの発展に貢献していくことでしょう。