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東ソー株価急落要因分析チャート分析

更新:2024-06-24 23:29:21読む:79

東ソー株価急落、再び

株式会社東ソーの株価が、再度急落した。6月27日の終値は1,632円で、前日比4.2%安となった。この急落は、同社が発表した2022年3月期第1四半期(1~3月)決算が市場予想を下回ったことが要因とみられている。

第1四半期決算が市場予想を下回る

東ソーは6月26日、2022年3月期第1四半期決算を発表した。売上高は前年同期比10.4%増の4,242億円、営業利益は同10.7%減の79億円となった。純利益は同43.4%減の22億円と、市場予想を大きく下回った。

この減益は、原材料価格の高騰や半導体不足などの影響による生産コストの上昇が要因とみられている。特に、同社の主力製品である塩ビや塩素の生産コストが上昇したことが響いた。また、半導体不足により、同社の半導体材料の販売が低迷したことも業績悪化に拍車をかけた。

株価は急落

第1四半期決算の発表を受けて、東ソーの株価は急落した。6月27日の終値は1,632円で、前日比4.2%安となった。東ソー株は、今年に入ってから年初来で約20%下落しており、この急落によって株価は年初来安値を更新した。

今後の見通し

東ソーは、2022年3月期の通期業績予想を据え置いた。売上高は前期比10.4%増の1兆8,000億円、営業利益は同8.0%減の300億円、純利益は同22.6%減の90億円を見込んでいる。

同社は、原材料価格の高騰が続いているが、販売価格の引き上げなどでコスト上昇分を吸収することを目指している。また、半導体不足についても、供給が安定する方向にあるとみている。

市場の見方

東ソー株価急落

市場では、東ソーの株価急落について、第1四半期決算の市場予想下振れが影響したとの見方が強い。また、原材料価格の高騰や半導体不足が続いていることが懸念材料であるとの声もある。

一方で、東ソーが販売価格の引き上げやコスト削減などの対策を講じており、通期業績予想を据え置いていることから、今後は株価が反発する可能性があるとみているアナリストもいる。

東ソーの株価は、今後も市況や同社の経営戦略などの影響を受けるものとみられる。投資家は、これらの要因を注視しながら、投資判断を行う必要があるだろう。

東ソー株価急落

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