NTTデータ株式投資戦略デジタル化時代における成長機会

株式NTTデータの企業概要

株式NTTデータは、日本を代表する大手システムインテグレーターの一つであり、NTTグループの中核企業として、国内外で幅広い事業を展開しています。1988年に日本電信電話株式会社（NTT）のデータ通信部門が分離独立して設立され、以来、情報通信技術（ICT）の進化とともに成長を続けてきました。

事業内容

株式NTTデータの事業内容は多岐にわたり、大きく以下の5つに分類されます。

1. 公共・社会基盤

中央官庁、地方公共団体、医療機関などを対象に、大規模システムの構築・運用や、ICTを活用した社会課題解決の取り組みを支援しています。具体的には、住民情報システム、税務システム、電子カルテシステムなどの開発・運用、マイナンバーカード関連システムの構築、防災情報システムの開発などが挙げられます。

2. 金融

銀行、証券、保険などの金融機関に対して、勘定系システム、情報系システム、市場系システムなど、基幹システムから情報セキュリティ対策まで、幅広いソリューションを提供しています。近年では、FinTech分野にも注力しており、ブロックチェーン技術を活用したサービス開発や、AIを活用した金融サービスの高度化などを推進しています。

3. 法人ビジネス

製造、流通、サービスなど、様々な業種の企業に対して、業務システムの開発・運用、クラウドサービスの提供、データ分析サービスの提供など、デジタルトランスフォーメーション（DX）を支援するサービスを提供しています。特に、製造業向けIoTプラットフォーム「Things Cloud®」や、サプライチェーンマネジメントシステムなどは、多くの企業に導入されています。

4. グローバル

世界40カ国以上、120以上の都市に拠点を構え、グローバルに事業を展開しています。海外企業や日系企業の海外現地法人に対して、システム開発・運用、アウトソーシングサービス、コンサルティングサービスなどを提供しています。近年では、海外企業の買収や、海外企業との戦略的提携なども積極的に行い、グローバル展開を加速させています。

5. その他

データセンターサービス、ネットワークサービス、セキュリティサービスなど、ICTインフラストラクチャサービスを提供しています。また、研究開発にも力を入れており、AI、IoT、ブロックチェーンなどの先端技術の研究開発や、新規事業の創出に取り組んでいます。

株式NTTデータの強み

株式NTTデータは、長年の事業経験で培ってきた技術力、顧客との強固な信頼関係、グローバルな事業展開力などを強みとしています。

1. 高い技術力

株式NTTデータは、大規模・複雑なシステム開発や、最新技術を活用したシステム開発に豊富な実績を持っています。また、多くの技術者を擁しており、高い技術力を持つことが強みとなっています。近年では、AI、IoT、ブロックチェーンなどの先端技術にも積極的に取り組んでおり、これらの技術を活用した新たなサービスの創出にも力を入れています。

2. 幅広い顧客基盤

株式NTTデータは、中央官庁、地方公共団体、金融機関、製造業、流通業など、幅広い業界の顧客に対して、長年にわたりシステム開発やICTサービスを提供してきました。この幅広い顧客基盤は、株式NTTデータの大きな強みとなっています。

3. グローバル展開力

株式NTTデータは、世界40カ国以上、120以上の都市に拠点を構え、グローバルに事業を展開しています。海外企業や日系企業の海外現地法人に対して、システム開発・運用、アウトソーシングサービス、コンサルティングサービスなどを提供しており、グローバル展開力も強みの一つです。

今後の展望

株式NTTデータは、デジタル化の進展を大きなビジネスチャンスと捉え、「デジタル・トランスフォーメーション（DX）をリードする企業」を目指しています。具体的には、AI、IoT、ブロックチェーンなどの先端技術を活用した新たなサービスの創出や、グローバル展開のさらなる加速、異業種との連携強化などを推進していく方針です。

また、社会課題解決への貢献にも積極的に取り組んでおり、SDGs（持続可能な開発目標）の達成にも貢献していくとしています。株式NTTデータは、今後もICTの力で、社会の発展に貢献していくことが期待されています。