タカラスタンダード株式会社 株式分配

高品質と革新性を追求する：

タカラスタンダード株式会社の歩み

タカラスタンダード株式会社は、1912年の創業以来、日本の住環境の向上に貢献してきた住宅設備機器メーカーである。創業当初は琺瑯看板の製造から始まり、その技術を活かして琺瑯製の浴槽を開発。その後、システムキッチンや洗面化粧台、トイレなど、住宅設備機器全般へと事業を拡大してきた。常に時代のニーズを捉え、高品質で革新的な製品を世に送り出し続けている。

琺瑯へのこだわり：100年以上の歴史が育む技術力

タカラスタンダード株式会社の製品の最大の特徴は、なんといっても「琺瑯」へのこだわりだろう。琺瑯とは、鉄などの金属表面にガラス質の釉薬を高温で焼き付けたもの。ガラス質のため、表面は硬く、傷がつきにくく、汚れも落としやすい。また、色褪せや変色も少なく、美しい光沢を長期間保つことができる。同社はこの琺瑯の特性に着目し、1950年代から住宅設備機器への採用を開始。長年培ってきた技術力により、高品質な琺瑯製品を生み出している。

ホーロークリーン浴室パネル：美しさと清潔さを両立

タカラスタンダード株式会社の浴室の特徴は、なんといっても「ホーロークリーン浴室パネル」だろう。これは、浴室の壁面に採用されているもので、従来のタイル貼りに比べて、目地が少ないため、カビや水垢がつきにくく、掃除がしやすい。また、マグネットが付くため、収納にも便利だ。さらに、多彩なデザインとカラーバリエーションが用意されており、浴室の雰囲気を自由に演出できる。

システムキッチン「レミュー」：使いやすさと美しさを追求

システムキッチン「レミュー」は、タカラスタンダード株式会社の技術とデザインが結集した、高機能なシステムキッチンだ。ワークトップには、熱や衝撃に強い「セラミックトップ」や、傷がつきにくく、汚れも落としやすい「アクリル人造大理石トップ」など、さまざまな素材を用意。また、収納スペースも豊富で、使いやすさにも配慮されている。デザイン面でも、シンプルながらも洗練されたデザインで、どんなインテリアにも調和する。

地震に強い家づくり：制震システム「エマージェンシーストッパー」

住宅設備機器メーカーとして、タカラスタンダード株式会社は、住宅の安全にも力を入れている。その一つが、制震システム「エマージェンシーストッパー」だ。これは、地震の揺れを吸収し、住宅へのダメージを軽減するシステム。建物の構造体と一体となって効果を発揮するため、高い制震効果が期待できる。近年、地震の発生が相次ぐ中、住まいの安心・安全に対する意識が高まっており、同社の制震システムは、多くの住宅で採用されている。

環境への取り組み：地球環境に配慮した製品開発

タカラスタンダード株式会社は、環境問題にも積極的に取り組んでおり、環境に配慮した製品開発にも力を入れている。例えば、省エネ性能の高い給湯器や、節水型のトイレなどを開発。また、製造過程においても、CO2排出量の削減や、廃棄物のリサイクルなどに取り組んでいる。これらの取り組みが評価され、同社は、経済産業省などが選定する「グローバルニッチトップ企業100選」にも選出されている。