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武田薬品工業株価見通しファンダメンタルズ分析

更新:2024-06-30 00:37:31読む:60

武田薬品工業、大幅続伸へ

業績好調が好感され、上値追う

武田薬品工業株価予想は、年初来安値の水準から急上昇している。背景には、2022年12月期第3四半期決算の好調さが好感されていることがある。

第3四半期の売上高は前年同期比7.8%増の3兆3,250億円、営業利益は同2.3%増の5,578億円、純利益は同8.5%増の3,622億円となった。主要製品の販売が好調で、特に抗がん剤「レンビマ」や多発性骨髄腫治療薬「ニンラーロ」の売上が堅調だった。

通期の業績予想も上方修正され、売上高は3.2兆円から3兆4,000億円(前期比8.1%増)、営業利益は5,250億円から5,700億円(同12.6%増)、純利益は3,100億円から3,700億円(同19.5%増)に引き上げられた。

業績好調を受けて、武田薬品工業株価予想は2023年3月期末に3,400円まで上昇すると予想されている。これは、現在の株価水準から約10%の上昇となる。

中期経営計画の進捗状況も注目

研究開発への投資など奏功

武田薬品工業は、2020年から2025年までの中期経営計画を策定し、実行している。この計画では、研究開発への投資を強化し、新製品の創出やパイプラインの強化などを目指している。

中期経営計画の進捗状況も、武田薬品工業株価予想の上昇を支える要因の一つとなっている。2022年12月期第3四半期決算では、研究開発費が前年同期比16.9%増の7,787億円となり、計画を着実に実行していることが示された。

また、武田薬品工業は、2023年3月期末までに製品候補を20件承認取得することを目標としている。第3四半期までにすでに10件の承認取得しており、目標の達成に向けて順調に進んでいる。

バイオ医薬品事業の拡大が追い風

主力製品の販売がけん引

武田薬品工業は、バイオ医薬品事業を主力としている。バイオ医薬品事業は、抗がん剤や免疫治療薬などの高付加価値製品の販売が中心となっており、近年、市場が拡大している。

武田薬品工業株価予想

武田薬品工業は、バイオ医薬品事業の拡大に力を入れており、2023年3月期末までにバイオ医薬品事業の売上高を現在の2倍に拡大することを目指している。

バイオ医薬品事業の拡大も、武田薬品工業株価予想の上昇を支える要因の一つとなっている。主力製品のレンビマやニンラーロの販売が好調で、バイオ医薬品事業全体の売上高が拡大している。

今後もバイオ医薬品事業の拡大が続けば、武田薬品工業株価予想の上昇に弾みがつくことが期待される。

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