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株式会社エフピコのコーポレートガバナンスにおける取締役会の役割

更新:2024-06-15 07:06:56読む:193

株式会社エフピコ:食品トレーのリーディングカンパニー

スーパーマーケットやコンビニエンスストアで食品を購入する際、誰もが一度は目にするであろう、透明で薄いプラスチック製の容器。それは「食品トレー」と呼ばれ、私たちの食生活を陰ながら支える存在です。そして、その食品トレー業界において、トップクラスのシェアを誇るのが、株式会社エフピコです。

創業から業界トップへ: 株式会社エフピコの歩み

株式会社エフピコは、1959年に広島県福山市で創業しました。当初は、発泡スチロール製の魚箱の製造販売を手がけていましたが、1963年に画期的な商品を生み出します。それが、日本で初めてとなる「発泡スチロール製食品トレー」です。それまでの食品トレーは、木や紙で作られており、衛生的にも強度にも課題がありました。しかし、株式会社エフピコが開発した発泡スチロール製の食品トレーは、軽量で断熱性、保温性に優れ、衛生的であるという点で、瞬く間に市場に受け入れられました。

その後も、株式会社エフピコは、時代のニーズをいち早く捉え、素材や形状、機能性にこだわった様々な食品トレーを開発し続けてきました。1970年代には、スーパーマーケットのセルフサービス化に対応した「ラップ包装対応トレー」を開発。1980年代には、電子レンジの普及に伴い、「電子レンジ対応トレー」を開発するなど、常に業界をリードしてきました。

環境への配慮:持続可能な社会の実現に向けて

株式会社エフピコ

近年、世界的にプラスチックごみ問題が深刻化する中で、株式会社エフピコは、環境問題への取り組みにも積極的に取り組んでいます。2000年には、植物由来の原料を一部に使用した「バイオマスプラスチックトレー」を開発。さらに、使用済みの食品トレーを回収し、再資源化する「トレーtoトレーリサイクルシステム」を構築するなど、持続可能な社会の実現に向けて、様々な取り組みを推進しています。

食品トレーの枠を超えて: 新たな価値の創造へ

株式会社エフピコは、現在では、食品トレーの製造販売にとどまらず、食品工場や物流センターなどで使用される包装資材、業務用厨房機器の販売、さらには、農業分野にも進出するなど、事業領域を拡大しています。

株式会社エフピコ

例えば、農業分野では、独自の技術を生かした高機能な農業用資材を提供することで、農業の効率化や収量向上に貢献しています。また、近年では、高齢化社会の進展を見据え、介護食の製造販売にも力を入れています。

株式会社エフピコは、「食」に関連する様々な事業を通じて、人々の生活をより豊かに、そして、地球環境の保全にも貢献していくことを目指しています。

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