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バイオ医薬品研究開発における協和発酵キリン株式会社の役割

更新:2024-06-15 09:23:15読む:67

バイオ医薬品業界のリーディングカンパニー:協和発酵キリン株式会社

協和発酵キリン株式会社は、1919年の創業以来、発酵技術を基盤とした研究開発型の生命関連企業として、人々の健康と福祉に貢献してきました。長年培ってきた発酵・酵素技術、抗体技術、化学合成技術などのコア技術を活かし、医薬品事業、バイオ医薬品事業を中心に事業を展開しています。特に、腎臓病、がん、免疫疾患などの分野において、革新的な新薬を創出し、世界中の人々の健康に貢献しています。

腎臓病治療のパイオニア

協和発酵キリン株式会社は、腎臓病治療の分野において、長年にわたり世界をリードしてきました。慢性腎臓病に伴う貧血の治療薬「ネスプ」は、世界で初めて遺伝子組換え技術を用いて開発されたエリスロポエチン製剤として、1988年に日本で承認されました。その後、世界100カ国以上で承認され、多くの患者さんのQOL向上に貢献してきました。また、近年では、慢性腎臓病に伴う二次性副甲状腺機能亢進症治療薬や、透析患者さんの高リン血症治療薬など、腎臓病の治療薬を次々と開発・販売しています。

がん治療の未来を変える

協和発酵キリン株式会社は、がん治療の分野においても、革新的な新薬の開発に力を入れています。特に、抗体医薬品の開発に注力しており、がん細胞に特異的に作用する抗体を用いることで、副作用の少ない効果的な治療法の開発を目指しています。すでに、再発又は難治性の成人T細胞性白血病リンパ腫の治療薬や、切除不能な進行・再発の胃がんの治療薬など、画期的な抗体医薬品を世に送り出しています。さらに、次世代の抗体医薬品として期待される、二重特異性抗体や抗体薬物複合体などの開発にも積極的に取り組んでいます。

免疫疾患治療への挑戦

近年、免疫疾患の患者数は増加傾向にあり、その治療法の開発が急務となっています。協和発酵キリン株式会社は、長年培ってきた免疫学の知見を活かし、免疫疾患の病態解明と治療薬の開発に取り組んでいます。特に、自己免疫疾患やアレルギー性疾患などの治療薬開発に注力しており、患者さんの苦痛を和らげ、生活の質を向上させる新薬の開発を目指しています。具体的な開発品としては、関節リウマチ治療薬やアトピー性皮膚炎治療薬などがあります。

持続可能な社会の実現に向けて

協和発酵キリン株式会社は、企業理念である「世界の人々の健康と豊かさに貢献する」ことを目指し、革新的な医薬品の創出に取り組むだけでなく、環境問題や社会問題にも積極的に取り組んでいます。環境負荷の低減、生物多様性の保全、人権の尊重、従業員の働きがい向上など、さまざまな取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

協和発酵キリン

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