株式会社ハミーにおけるICT活用

hamee株式会社：スマートフォンのアクセサリ販売で成長を続ける企業

hamee株式会社は、スマートフォンやタブレット端末向けのアクセサリを企画・販売する企業です。2005年の創業以来、急成長を遂げ、現在ではモバイルアクセサリー業界において確固たる地位を築いています。その成長の背景には、顧客のニーズを的確に捉えた商品開発力、そして魅力的なブランド戦略があります。

顧客目線の商品開発：機能性とデザイン性を両立

hamee株式会社の大きな強みは、顧客目線の商品開発にあります。スマートフォンユーザーの多くが抱える悩みや不満を解決するために、機能性とデザイン性を兼ね備えた製品を数多く生み出しています。例えば、落下防止に役立つスマホリング「iRing」は、その使いやすさと洗練されたデザインが人気を博し、シリーズ累計販売数1,800万個を突破する大ヒット商品となりました。また、近年需要が高まっているモバイルバッテリーや充電ケーブルにおいても、コンパクトながら大容量、そしてスタイリッシュなデザインの製品を展開し、多くのユーザーから支持を得ています。

多様なブランド展開：あらゆるユーザー層にアプローチ

hamee株式会社は、「iFace」や「salisty」など、複数のブランドを展開することで、幅広いユーザー層にアプローチしています。例えば、「iFace」は、耐衝撃性に優れたスマホケースを展開するブランドとして、10代～20代の若年層を中心に人気を集めています。一方、「salisty」は、大人の女性をターゲットにした、上品で洗練されたデザインのスマホアクセサリーブランドです。このように、それぞれのブランドが明確なターゲット層を設定し、ニーズに合致した商品を展開することで、多くのユーザーを獲得することに成功しています。

ECサイト運営とリアル店舗展開：販売チャネルの多角化

hamee株式会社は、自社ECサイトでの販売に加え、大手ECモールへの出店や、全国のバラエティショップ、家電量販店への卸売など、幅広い販売チャネルを展開しています。また、近年では、リアル店舗「iFace Japan」を渋谷、梅田、心斎橋などに出店し、オフラインでの販売にも力を入れています。これらの多角的な販売戦略によって、より多くの顧客との接点を創出し、売上拡大につなげています。

グローバル展開：海外市場への進出

国内市場での成功を足がかりに、hamee株式会社は積極的に海外市場へも進出しています。現在では、アジアを中心に、北米、ヨーロッパなど、世界40カ国以上で製品を販売しています。また、海外現地法人や販売代理店と連携し、現地のニーズに合わせた商品開発やマーケティング活動にも力を入れています。グローバル展開は、さらなる成長を目指すhamee株式会社にとって、重要な戦略となっています。