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ぐるなび株価チャート分析と今後の展望

更新:2024-06-30 17:03:32読む:126

ぐるなび株価の分析と展望

飲食店情報サイト「ぐるなび」を運営する株式会社ぐるなびは、コロナ禍の影響を大きく受け、業績が低迷していた。しかし、足元では経済活動の再開に伴い、ぐるなび株価チャートも回復傾向を見せている。本稿では、ぐるなび株価チャートの推移を分析し、今後の見通しについて考察する。

コロナ禍による業績低迷と株価下落

2020年初頭からの新型コロナウイルス感染症の拡大は、飲食業界に深刻なダメージを与えた。外出や会食の自粛ムードが広がり、飲食店の休業や時短営業が相次いだ。ぐるなびは、飲食店向けに予約システムや販促支援サービスを提供しているため、その業績はコロナ禍の影響を大きく受けた。2021年3月期の連結決算は、売上高が前期比51.4%減の108億円、営業損益は128億円の赤字(前期は49億円の黒字)に転落した。この業績悪化を受け、ぐるなび株価チャートは、2020年2月につけた年初来高値2,000円台から、同年3月には600円台まで急落した。

経済活動再開による回復傾向

2021年後半以降、ワクチン接種が進み、経済活動が徐々に再開されると、飲食店の客足も戻り始めた。ぐるなびの業績も回復傾向にあり、2022年3月期の連結決算は、売上高が前期比39.1%増の150億円、営業損益は42億円の黒字に転換した。ぐるなび株価チャートも、2021年後半から上昇に転じ、2022年8月には一時1,400円台まで回復した。

今後の見通しと課題

今後のぐるなびの業績については、楽観的な見方と慎重な見方が交錯している。楽観的な見方としては、経済活動の再開がさらに進み、インバウンド需要も回復することなどが挙げられる。一方、慎重な見方としては、原油価格や原材料価格の高騰によるコスト増や、人手不足などを懸念する声もある。また、コロナ禍で消費者の行動様式が変化し、オンライン予約やデリバリーサービスの利用が増加しており、ぐるなびはこうした変化に対応していく必要がある。

投資判断

ぐるなび

ぐるなび株価チャートは、足元では回復傾向にあるものの、依然としてコロナ禍前の水準には達しておらず、今後の業績見通しには不透明感もある。投資判断については、経済活動再開の進展状況や、ぐるなびの業績回復のスピードなどを慎重に見極める必要があるだろう。

ぐるなび

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