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エスフーズ株価テクニカル分析トレンド転換なるか

更新:2024-06-30 16:24:13読む:121

国内需要増強

**sfoods株価**

sfoods株価が下落基調にあるなか、村岡寛副社長は7月12日、「国内需要に対しては、弱含みの展開が続くだろう」と懸念を示した。月次動向では、主力商品の冷凍魚介類と水産加工品の販売数量がさえない状況が続いている。理由は、来店客数の低迷や消費の落ち込みなどで、改善の見通しは立っていない。

こうした状況を踏まえた市場関係者の間では、期初想定の下方修正が不可避とみられている。村岡副社長も、今期最初の四半期決算での修正可能性には含みを持たせた。ただし、同氏は「主力の冷凍魚介類や水産加工品の販売数量は、既に厳しい環境を織り込んだ数字となっている」とも指摘しており、それほど大幅な修正にはならないとの考えを示した。

一方で、村岡副社長は米中の貿易摩擦が激化したことで、アメリカからの関税超過分に関連した輸出補助金の適用範囲が拡大したことを歓迎し、「輸出量が増加した」と説明。このため、海外需要の拡大が国内需要低迷の穴を埋め、会社計画通りに売り上げを達成できるとの認識を示した。ただし、同氏は「中長期的に国内需要の低迷が続けば、懸念材料」との考えも示した。

慎重姿勢を堅持

sfoods株価の調整局面が続く中、村岡副社長は「投資余力のある決算内容を維持することが、今後の成長戦略を支える」との考えを語った。同氏は「今後、消費環境が大きく好転するとは想定されていない」として、冷凍魚介類や加工食品の国内販売において、安易な値下げは避け、値頃感のある価格帯の商品提案や高単価商品の拡充などに注力する姿勢を示した。

収益の柱確立を目指す

村岡副社長は「収益の柱確立を急務と考えている」と語り、今後、海外事業の拡大と新商品開発を軸に売上拡大をめざす考えを示した。海外事業については、アジアを中心に販売網の構築に注力し、新商品開発については、家庭用と業務用の両面で進める。家庭向けでは、高単価でも付加価値の高い商品を求める消費者の層の取り込みを狙う。業務向けでは、外食産業などからの需要拡大をめざす。

新市場開拓を模索

同氏はまた、新たな市場開拓にも積極的な姿勢を示した。例えば、国内漁業者の協力を得て、養殖事業の拡大に取り組むとともに、これまで得意としてこなかった青果や畜産物の販売などにもチャレンジする方針を示した。同氏は「今後の成長に向けて、柔軟に対応していく必要がある」と強調した。

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