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株式刻み幅縮小議論活発化 //

更新:2024-06-08 03:22:26読む:138

株式投資における価格変動の最小単位:株式刻み幅

株式投資を行う上で、投資家は常に価格変動に注目しています。価格が上昇すれば利益が得られ、下落すれば損失が発生します。この価格変動は、常に一定の幅で動くわけではなく、ある最小単位で変動します。それが「株式刻み幅」です。

株式刻み幅とは何か

株式刻み幅とは、株式市場において、株式の価格を表示する際の最小単位のことです。例えば、ある株式の株式刻み幅が1円だった場合、その株式の価格は1円単位でしか変動しません。つまり、100円から101円、101円から102円というように、1円ずつしか価格が動きません。0.5円や0.1円といった、1円未満の単位で価格が変動することはありません。

株式刻み幅の決め方

では、この株式刻み幅はどのように決められているのでしょうか。実は、株式刻み幅は、株式の価格水準によって異なり、東京証券取引所では、以下のように定められています。

株式投資

1円未満:0.1円

1円以上3円未満:1円

3円以上10円未満:5円

10円以上30円未満:10円

30円以上100円未満:50円

100円以上300円未満:100円

300円以上1,000円未満:500円

1,000円以上3,000円未満:1,000円

3,000円以上10,000円未満:5,000円

10,000円以上:10,000円

つまり、価格が低い株式ほど株式刻み幅は小さく、価格が高い株式ほど株式刻み幅は大きくなるということです。これは、価格が低い株式は、わずかな価格変動でも投資家に与える影響が大きいため、よりきめ細かい価格設定が必要となるからです。一方、価格が高い株式は、多少の価格変動では投資家に与える影響が小さいため、株式刻み幅を大きく設定しても問題ないとされています。

株式刻み幅が投資に与える影響

株式投資

株式刻み幅は、投資戦略にも影響を与えます。例えば、株式刻み幅が小さい株式は、わずかな価格変動でも利益を狙うことができるため、デイトレードなどの短期売買に適しています。一方、株式刻み幅が大きい株式は、長期的な値上がり益を狙う投資に適しています。

また、株式刻み幅は、流動性にも影響を与えます。株式刻み幅が小さい株式は、売買が成立しやすく、流動性が高い傾向があります。一方、株式刻み幅が大きい株式は、売買が成立しにくく、流動性が低い傾向があります。これは、株式刻み幅が小さい方が、買い手と売り手の希望価格が一致しやすいためです。

まとめ

今回は、株式投資における価格変動の最小単位である「株式刻み幅」について解説しました。株式刻み幅は、株式の価格水準によって異なり、価格が低い株式ほど小さく、価格が高い株式ほど大きくなります。また、株式刻み幅は、投資戦略や流動性にも影響を与えるため、株式投資を行う際には、事前にしっかりと理解しておくことが重要です。

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