カーボンインキの技術革新：内外カーボンインキ株式会社

日本のインキ業界を牽引する、内外カーボンインキ株式会社の挑戦

内外カーボンインキ株式会社は、1946年の創業以来、一貫して印刷インキの製造・販売に取り組んできた企業です。長年培ってきた技術力と開発力で、高品質な製品を提供し続け、日本の印刷業界の発展に貢献してきました。本稿では、内外カーボンインキ株式会社の歴史、事業内容、そして未来への展望について詳しく解説します。

創業の精神「品質第一」を貫き通す

戦後の混乱期、印刷インキの需要が高まる中、内外カーボンインキ株式会社は産声を上げました。創業者の強い信念は「高品質なインキを安定供給することで、日本の印刷文化に貢献する」ことでした。その精神は、70年以上経った今も脈々と受け継がれています。

創業当初は、限られた資源と設備の中で、試行錯誤を重ねながらインキの製造を行っていました。しかし、どんな困難に直面しても、「品質第一」の精神を決して忘れることはありませんでした。妥協を許さないものづくりへのこだわりが、顧客からの厚い信頼を獲得するに至ったのです。

多様化するニーズに応える、幅広い製品ラインナップ

内外カーボンインキ株式会社は、時代の変化とともに多様化する印刷インキのニーズに応えるべく、常に研究開発に力を注いできました。その結果、現在では、オフセットインキ、グラビアインキ、フレキソインキなど、幅広い種類の印刷インキを取り揃えています。

オフセットインキは、チラシやパンフレット、書籍など、様々な印刷物に使用される、最も一般的なインキです。内外カーボンインキ株式会社のオフセットインキは、鮮やかな発色と優れた印刷適性を両立しており、高品質な印刷物を提供できるという点で、多くのお客様から高い評価を受けています。

グラビアインキは、包装紙やラベル、雑誌など、高精彩な印刷が求められる印刷物に最適です。内外カーボンインキ株式会社は、独自の技術により、高濃度で光沢感のあるグラビアインキを開発し、市場をリードしています。

フレキソインキは、プラスチックフィルムや段ボールなど、様々な素材に印刷できる汎用性の高さが特徴です。内外カーボンインキ株式会社は、環境に配慮した水性フレキソインキの開発にも積極的に取り組み、環境負荷の低減に貢献しています。

環境への配慮と社会貢献

内外カーボンインキ株式会社は、企業活動において、環境への配慮を重要な課題として捉えています。地球環境の保全は、企業の社会的責任として、積極的に取り組むべき課題であるという強い信念に基づき、様々な取り組みを行っています。

具体的には、環境に優しい原料の使用、廃棄物の削減、省エネルギー化などに取り組むとともに、環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001を取得し、環境負荷の低減に努めています。また、地域社会との共生にも力を入れ、地域清掃活動や学校への寄付活動など、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

未来への展望：デジタル化に対応し、新たな価値を創造する

近年、印刷業界は、デジタル化の進展という大きな変革期を迎えています。内外カーボンインキ株式会社は、この変化を新たな成長の機会と捉え、デジタル印刷に対応したインキの開発や、印刷関連の新たな事業展開など、積極的にチャレンジを続けています。

長年培ってきたインキの開発技術を活かし、デジタル印刷分野においても高品質な印刷を実現するインキの開発に取り組んでいます。また、印刷業界の枠を超え、新たな技術やビジネスモデルを積極的に導入することで、お客様に新たな価値を提供できる企業を目指します。