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株式売買における決済日と取引成立日の関係

更新:2024-06-08 03:09:24読む:76

株式売買の決済:取引成立から資金・株式の受け渡しまで

株式投資を行う上で、取引の流れを理解することは非常に重要です。特に、注文を出してから実際に株式の受け渡しが行われるまでのプロセス、すなわち「決済」に関する知識は、投資判断にも影響を与える可能性があります。今回は、株式売買における決済について、その仕組みや株式売買の決済をする日、注意点などを詳しく解説していきます。

株式売買の決済とは?

株式売買の決済とは、売買注文が成立してから、実際に投資家の証券口座に株式と資金が受け渡されるまでのプロセスを指します。簡単に言えば、「株式の売買契約が履行されること」と言えるでしょう。この決済は、証券会社や証券取引所などの機関が連携して行っています。

株式売買の決済をする日:T+2日

株式売買

日本の株式市場では、原則として約定日から起算して2営業日目に決済が行われます。これを「T+2日」と呼びます。「T」は取引日(Trade Date)を意味し、「+2日」は取引日から2営業日目という意味です。例えば、月曜日に株式の売買契約が成立した場合、株式売買の決済をする日は水曜日となります。ただし、土日祝日は休場日となるため、注意が必要です。

決済までの流れ

決済は、以下のような流れで行われます。

投資家が証券会社に売買注文を出す

証券会社が証券取引所に注文を伝達し、約定する

約定後、証券会社は日本証券保管振替機構(ほふり)に決済の指示を出す

ほふりが証券会社間で株式と資金の受け渡しを行う

投資家の証券口座に株式または資金が反映される

決済に関する注意点

株式売買の決済には、以下のような注意点があります。

1. 資金不足に注意

株式を購入する場合、株式売買の決済をする日までに証券口座に購入代金を入金しておく必要があります。資金が不足していると、決済が遅延したり、最悪の場合、約定が取り消される可能性もあります。余裕を持った資金管理を心掛けましょう。

2. 逆日歩に注意

信用取引で株券を借りて売却する「空売り」を行う場合、「逆日歩」が発生する可能性があります。逆日歩とは、株券の貸し手に対して支払う手数料のようなもので、決済日までに支払う必要があります。逆日歩は需給関係によって変動するため、高額になる場合もあり、注意が必要です。

まとめ

株式売買の決済は、投資家にとって重要なプロセスです。株式売買の決済をする日や決済までの流れ、注意点などを理解しておくことで、安心して株式投資を行うことができます。特に、資金管理には十分注意し、余裕を持った取引を心掛けましょう。

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