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グーグルスプレッドシート活用株価データ分析入門

更新:2024-06-30 16:00:39読む:127

グーグルスプレッドシートで株価分析:初心者から上級者まで

株式投資を行う上で、情報収集と分析は欠かせません。特に、日々の株価の動きを把握することは、的確な投資判断を行う上で非常に重要となります。近年、その情報収集と分析を効率的に行うツールとして、グーグルスプレッドシートが注目されています。グーグルスプレッドシート株価データ取り込み初心者の方でも、簡単な操作で株価データを取得し、視覚的に分かりやすいグラフを作成することができます。そして、その機能は基本的なチャート作成だけにとどまりません。今回は、グーグルスプレッドシートを活用した株価分析について、初心者から上級者まで、その魅力と活用方法を詳しく解説していきます。

1. グーグルスプレッドシートでできること

グーグルスプレッドシートは、単なる表計算ソフトではありません。その機能は多岐にわたり、株価分析においても、下記のように様々な活用方法があります。

1-1. リアルタイム株価の取得

GOOGLEFINANCE関数を使用することで、国内外の株式、ETF、投資信託など、様々な金融商品のリアルタイム株価を取得できます。取得したデータは自動更新されるため、常に最新の情報を参照できます。これは、日中頻繁に株価をチェックできない方にとって大きなメリットと言えるでしょう。

1-2. 過去の株価データの分析

グーグルスプレッドシート

過去の株価データは、今後の値動きを予測する上で重要な材料となります。グーグルスプレッドシートでは、過去の株価データを簡単に取得し、チャートとして可視化することができます。日足、週足、月足など、様々な時間軸でチャートを作成できるため、長期的な視点での分析も可能です。

1-3. ポートフォリオ管理

複数の銘柄に投資している場合、ポートフォリオ全体の状況を把握することは容易ではありません。グーグルスプレッドシートでは、保有銘柄、数量、取得単価などの情報を入力することで、ポートフォリオ全体の損益や資産配分を自動計算することができます。保有銘柄の株価変動による評価額の変化もリアルタイムで確認できるため、リスク管理にも役立ちます。

2. グーグルスプレッドシート活用のメリット

株価分析ツールは数多く存在しますが、なぜグーグルスプレッドシートが選ばれるのでしょうか?ここでは、グーグルスプレッドシートが持つ4つの大きなメリットを紹介します。

2-1. 無料で利用可能

グーグルスプレッドシートは、Googleアカウントさえあれば誰でも無料で利用できます。高価な専用ソフトを購入する必要がないため、コストを抑えたい個人投資家にとって大きなメリットです。また、無料でありながら、その機能は非常に充実しており、高度な分析にも対応できます。

2-2. 操作が簡単

グーグルスプレッドシート株価データ取り込み初心者でも、直感的な操作で簡単に利用できます。難しいプログラミングの知識は必要なく、関数やメニュー操作を覚えるだけで、データの取得、チャートの作成、分析まで行うことができます。

2-3. 豊富な情報と連携

グーグルスプレッドシートは、他のGoogleサービスとの連携機能が充実しています。例えば、Google Financeから取得した株価データと、Googleカレンダーに登録したイベント情報を組み合わせることで、特定のイベントが株価に与える影響を分析する、といったことも可能です。

2-4. どこでもアクセス可能

インターネットに接続できる環境であれば、パソコン、スマートフォン、タブレットなど、あらゆるデバイスからアクセスできます。外出先でもリアルタイムで株価をチェックしたり、分析結果を確認したりすることができるため、場所を選ばずに投資活動を行うことができます。

3. 初心者向け:基本的な株価データの取り込み方

グーグルスプレッドシート株価データ取り込み初心者の方に向けて、まずは基本的な株価データの取り込み方から解説していきます。

3-1. シートの準備

まずは、グーグルスプレッドシートを開き、新規シートを作成します。セルA1に「銘柄コード」、セルB1に「企業名」、セルC1に「株価」と入力しましょう。ここでは分かりやすくするために、3つの項目のみを入力しましたが、必要に応じて他の項目を追加することも可能です。

3-2. GOOGLEFINANCE関数の利用

次に、セルA2に取得したい銘柄コードを入力します。例えば、トヨタ自動車の株価データを取得したい場合は、「7203」と入力します。セルB2には、対応する企業名「トヨタ自動車」を入力します。

セルC2に、以下のGOOGLEFINANCE関数を入力します。

```

=GOOGLEFINANCE(A2,"price")

```

この関数によって、セルA2に入力された銘柄コードに対応するリアルタイム株価が自動的に取得され、セルC2に表示されます。

3-3. データの更新

GOOGLEFINANCE関数は、シートを開いた時点、または最後に更新されてから一定時間経過した時点で自動的に更新されます。リアルタイム株価を常に最新の状態に保つためには、シートを定期的に更新する必要があります。シートを更新するには、ブラウザの再読み込みを行うか、シート内の任意のセルをダブルクリックして編集状態にした後、Enterキーを押してください。

4. 応用編:分析に役立つ関数とテクニック

基本的な株価データの取り込みができるようになったら、次は、より高度な分析に役立つ関数やテクニックを習得しましょう。ここでは、代表的な例をいくつかご紹介します。

4-1. 過去の株価データの取得

過去の株価データを取得するには、GOOGLEFINANCE関数に取得したい期間を指定します。例えば、トヨタ自動車の過去1年間の株価データを取得したい場合は、以下の関数を入力します。

```

=GOOGLEFINANCE("7203", "price", DATE(YEAR(TODAY())-1,MONTH(TODAY()),DAY(TODAY())), TODAY(), "DAILY")

```

この関数によって、過去1年間の株価データが日単位で取得されます。取得したデータは、チャート作成などに活用できます。

4-2. 移動平均線の表示

移動平均線は、過去の株価を平均化することで、短期的な値動きのノイズを取り除き、長期的なトレンドを把握するために用いられるテクニカル指標です。グーグルスプレッドシートでは、AVERAGE関数とOFFSET関数を組み合わせることで、簡単に移動平均線を計算し、チャートに表示することができます。

4-3. 条件付き書式設定

条件付き書式設定を利用することで、特定の条件を満たすセルに色を付けたり、文字のスタイルを変更したりすることができます。例えば、株価が前日比で上昇した場合は緑色、下落した場合は赤色で表示する、といった設定が可能です。これにより、視覚的に分かりやすくデータの傾向を把握することができます。

5. まとめ

今回は、グーグルスプレッドシートを活用した株価分析について解説しました。グーグルスプレッドシート株価データ取り込み初心者でも、簡単な操作でリアルタイム株価を取得し、チャート作成や分析を行うことができます。さらに、関数やテクニックを駆使することで、より高度な分析も可能です。ぜひ、この記事を参考に、グーグルスプレッドシートを活用した、あなただけの株価分析方法を見つけてみてください。

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