東亜建設株式会社におけるBIMの活用と効率化

東亜建設株式会社の技術力

東亜建設株式会社は、1908年の創業以来、日本の土木・建築業界を牽引してきたリーディングカンパニーの一つです。その歴史は、まさに日本の発展とともにあり、数々の国家プロジェクトや民間の大規模プロジェクトに携わってきました。その中で培われた高度な技術力は、業界内でも高く評価されており、多くの顧客から厚い信頼を得ています。

海洋土木分野における卓越した技術

東亜建設株式会社の技術力の高さは、特に海洋土木分野において顕著です。代表的な例として、世界最長のつり橋である明石海峡大橋の建設工事に参画し、その中心となる主塔の基礎工事を担当しました。これは、水深約60m、潮流の速い海峡という極めて厳しい条件下での作業でしたが、東亜建設株式会社は、独自に開発したケーソン基礎工法を用いることで、この難工事を成功に導きました。このケーソン基礎工法は、その後も多くの海洋土木工事に応用され、日本の海洋開発に大きく貢献しています。

最新の技術開発への取り組み

東亜建設株式会社は、伝統的な技術を継承していくと同時に、常に最新の技術開発にも積極的に取り組んでいます。近年では、地球温暖化対策として注目されている洋上風力発電施設の建設にも力を入れており、国内外で多くのプロジェクトに参画しています。また、i-ConstructionやBIM/CIMといった最新技術の導入にも積極的に取り組み、生産性向上や品質向上に努めています。さらに、防災・減災分野においても、津波や高潮から人々の暮らしを守るための防潮堤や護岸の建設、老朽化したインフラの維持管理など、社会のニーズに応える様々な技術開発に取り組んでいます。

人材育成と社会貢献

東亜建設株式会社は、「人を大切に」という企業理念のもと、人材育成にも力を入れています。社員一人ひとりの能力を最大限に引き出し、成長を促すための様々な研修制度や資格取得支援制度が充実しており、社員が安心して長く働き続けられる環境づくりにも積極的に取り組んでいます。また、地域社会への貢献にも積極的に取り組んでおり、ボランティア活動への参加や地域イベントへの協賛などを通じて、地域社会との共生を目指しています。

未来に向けて

東亜建設株式会社は、これからも「安全第一」を最優先に、顧客のニーズに応えながら、安全で高品質な建造物を提供し続けることで、社会の発展に貢献していきます。また、地球環境問題にも積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に向けて、その責任を果たしていきます。