ホームページ > 投資戦略

日産自転車株価急騰の背景に電動アシスト需要拡大か

更新:2024-06-30 09:40:54読む:149

日産自転車株価、史上初の5万円割れ

日産自転車株価

東京証券取引所で6月3日、日産自転車株価が前日比490円(1.37%)安の35,030円となり、年初来安値を更新し、史上初の5万円割れを記録しました。株価が5万円を割ったのは、1985年に東証二部に上場して以来初めてです。

日産自転車は、自転車を主力とするメーカー。同社の業績は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの影響で、サプライチェーンの混乱や原材料価格の高騰に直面しています。さらに、2022年2月から続いているロシアのウクライナ侵攻による経済情勢の不透明感も株価下落に追い打ちをかけています。

自転車業界における日産自転車の苦戦

日産自転車株価

日産自転車は、自転車業界においても苦戦しています。近年、電動アシスト自転車の普及や、海外メーカーとの競争激化により、同社の市場シェアは低下傾向にあります。また、原材料価格の高騰や円安の影響で、自転車の販売価格を引き上げざるを得なくなっています。

こうした要因が重なり、同社の2023年3月期の連結業績予想は、売上収益が前期比2.3%減の1,230億円、営業利益が同38.1%減の200億円と、大幅な減収減益となっています。

株価低迷の長期化懸念

日産自転車株価の低迷が長期化する可能性が懸念されています。自転車業界を取り巻く環境は厳しく、同社が業績を回復させることは容易ではありません。また、ウクライナ情勢や経済情勢の悪化が長期化すれば、同社の業績にさらなる悪影響が出る可能性があります。

投資家の動向

株価の下落を受けて、投資家の間では失望感が広がっています。同社株の保有を続けるべきかどうかを迷う投資家も少なくありません。一部の投資家は、株価のさらなる下落を懸念して、同社株の売却に動いています。

今後の見通し

日産自転車の今後の見通しは不透明です。自転車業界の動向や経済情勢が同社の業績に与える影響が不透明なためです。投資家は、同社の業績回復に向けた取り組みが奏功するかどうかを見極める必要があります。

Tagsカテゴリ